治療(なおす)
自分らしさを取り戻す
「治療(なおす)」の段階では、武蔵ヶ丘病院の回復期リハビリテーション病棟、一般病棟、地域包括ケア病棟において、入院初日から退院まで切れ目のない支援を行います。
「自分らしく歩く・活きる・食べる・伝える」を目指し、多職種チームと先端機器を活用した積極的なリハビリテーションを提供しています。
回復期リハビリテーション病棟

回復期リハビリテーション病棟(60床)では、リハビリテーション科専門医を中心に、充実した人員体制と環境下で、質の高いリハビリテーションを提供しています。
生活そのものを「活動=リハビリテーション」と位置づけ、医療者は自らの専門性を最大限に発揮しつつ、多職種が連携してチームアプローチを行い、患者さん一人ひとりの必要に応じた包括的な支援を行っています。
「挑戦」を支える充実したスタッフと環境
多数の専門職が在籍し、充実した訓練・離床・ケアを実現
| 薬剤師 | 2名 |
|---|---|
| 管理栄養士 | 2名 |
| 社会福祉士(MSW) | 2名 |
| 看護職(Ns) ※1 | 26名 |
| 介護職(CW) ※2 | 11名 |
| 歯科衛生士 | 1名 |
|---|---|
| 理学療法士(PT) | 30名 |
| 作業療法士(OT) | 12名 |
| 言語聴覚士(ST) | 7名 |
(令和7年4月時点)
- 回復期リハ看護認定看護師3名を含む看護師、准看護師
- 介護福祉士、介護士

リハビリ室は、テニスコート約4面分の広さの明るく開放的な空間であり、最新かつ多数のリハビリ機器を備えています。
病棟もリハビリ室と同じフロアにある活動的環境で、スタッフ間の情報共有も行いやすく、病棟生活そのものを訓練の場とすることができます。
リハ医×多職種プロジェクトチーム
7つのプロジェクトチームが存在し、そのすべてにおいてリハ医が中心となって、多職種ミーティングをそれぞれ毎月実施しており、システムの構築・改善を行うことで標準化された質の高いリハビリの提供を実現しています。
多職種連携システムの一例
リハビリの時間内で訓練しているトイレや歩行などの日常生活動作を、実際の病棟生活でも行えるように、療法士からNs、CWに対して指導を行います。
排尿ケアチーム(リハ医、Ns、PT)が毎週、排尿障害患者の抽出、情報収集・評価、排尿自立に向けた計画策定を行い、排尿ケアの質向上をサポートします。
毎週Nsと薬剤師による服薬自己管理に向けた評価を行い、患者さんごとに最適な管理方法を提案し、適宜見直しを行います。
入院日から始まるフルサポート
患者さんが安全かつ安心してリハビリに取り組み、社会生活へ復帰できるよう、入院当日から365日、多職種による充実したシームレスな支援を行います。
ここでは、入院初日の流れをご紹介します。
入院初日の流れ
入院初日は、午前(10:30~)の「検査」「情報収集」から始まります。
安全対策

Dr、Ns、PT/OT が基本動作能力を評価し、転倒予防センサーの使用や安静度を決定します。翌朝には入院当日の状況を振り返り、必要に応じて速やかに対応内容を見直します。
嚥下評価

入院直後にST、Nsが嚥下機能を評価し、入院時点での最も安全かつ適切な食形態を検討・決定し、必要に応じて速やかに食形態を見直します。
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一般病棟
一般病棟(40床)では、急性期の患者さんに対して多職種が連携し、早期から治療とリハビリテーションを両立させています。


必要に応じて、回復期リハビリテーション病棟や地域包括ケア病棟に転棟し、切れ目のないリハビリテーションを継続できる体制としています。
ここでは、年間300例(入院全体の約3割)を占める肺炎患者さんを例に、客観的評価に基づく多職種による摂食嚥下リハビリテーションの流れをご紹介します。
客観的評価に基づく多職種による摂食嚥下リハビリテーションの流れ
入院直後(1日~2日目)
- 病前の生活、食形態の確認
- 身体機能、ADL 評価、栄養状態評価
- 摂食嚥下機能評価
- 口腔アセスメント、口腔ケア
- 治療方針決定
- 安全な食形態による食事開始
先端機器も用いて摂食嚥下機能を客観的・定量的に評価します。
多職種によるカンファレンスでリハビリについての方針を決定します。
現時点で最も安全で適切と判断される食形態で提供を開始します。
入院初期
- 摂食嚥下機能訓練
- 歩行訓練、ADL 訓練、呼吸療法
- 嚥下内視鏡検査(VE)、嚥下造影検査(VF)
- 食事場面の観察
- 定期カンファレンス
- 定期面談
評価結果に基づき、最適な内容と十分な量の訓練を実施します。
摂食嚥下機能をより詳細に評価し、食形態や姿勢、訓練方法の見直しを行います。
リハビリ中と同じように食事ができているか、栄養状態に問題がないかなどを多職種で確認します。
入院後期
- 面談(退院前カンファレンス)
- 本人、家族指導
- 退院後フォロー
- 退院後のリハビリ継続 ※必要時
- 他病棟への転棟を検討 ※必要時
検査結果や適切な食形態・姿勢、注意点などを多職種からご説明します。
ご自宅での生活に向けて、必要に応じて調理方法やトロミの付け方などを指導します。
退院後は必要に応じて、外来の受診やリハビリ継続を行います。
※対象となる方には一定の条件があります
地域包括ケア病棟
地域包括ケア病棟(45床)では、急性期治療を終了した患者さんに対して、限られた入院期間のなかで、在宅復帰に向けたリハビリテーションを行っています(平均在院日数24.1日〔令和6年度〕)。


また、地域包括ケア病棟では、”リハビリを目的とする短期入院”のお受け入れを行っております。
短期入院には一定の条件があり、診察・評価の結果によってはご希望どおりの入院が難しい場合があります。