リハビリとは?
リハビリテーション医学は、人の営みの基本である「活動」に着目し、歩く・食べるといった日常生活に必要な機能を向上させることが中心的な役割となります。
リハビリの3つの視点
- 障害そのものを改善する
→「なおす」 - 工夫や道具を使ってできる方法を見つける
→「補う」 - 元通りにならない場合
→「別手段で実現する」
当センターでは、この考え方を理解した多職種が連携してリハビリを進めています。

未来を変える最先端リハビリ
リハビリテーション部では、「自分らしく歩く」「自分らしく活きる」「自分らしく食べる/伝える」の3つのキーワードを軸に、皆さまの活動性向上と社会参加を全力で支援しています。
「自分らしく歩く」を目指した歩行リハビリ
身体機能の客観的な評価に基づき、先端機器や装具などの補助具を用いて、歩行能力の改善を目指します。

Orthobot

長下肢装具装着型ロボット
- 歩行に合わせた膝関節の制御
- 正しい歩行パターンの再学習
キネマトレーサー

歩き方を正確に分析する計測機器
- 歩行動作を客観的に把握可能な映像解析システム
- 病態理解の促進や訓練効果判定が可能
「自分らしく活きる」を目指した生活リハビリ
先端機器や動作訓練を通して、上肢/手指機能や日常生活動作の改善を目指します。
また、運転、復職、家事などの再開に向けた評価や支援も行います。
Cocoroe AR2

上肢リハビリ用のロボット
- 上肢の自動運動をサポートし, 反復練習が可能
- 目的に応じた訓練パターンと難易度設定が可能
KAGURA

医療・リハビリ向けに開発されたVRリハビリシステム
- VRを活用したバランス, 姿勢制御トレーニング機器
- 上肢、体幹機能などを評価、訓練
「自分らしく食べる/伝える」を目指した嚥下/言語リハビリ
先端機器や嚥下機能検査に客観的な評価に基づき、状態に合わせた食形態選定や嚥下訓練を行います。
また、失語症や構音障害に対するコミュニケーション訓練や家族指導も実施します。
ジェントルスティム

嚥下障害に対して使用される低周波電気刺激装置
- 嚥下関連筋を刺激し、飲み込む力をサポート
- 痛みや不快感が少ない
オーダーメイドガイド

嚥下やコミュニケーションに関する患者・家族指導
- 入院初期~退院時まで適宜実施
- 状態に合わせた資料をオーダーメイドして配布
当センターで展開する専門的な評価と治療の一例
嚥下機能検査

当センターでは県内トップクラスの件数の嚥下機能検査を実施しています。検査結果に基づき、リハビリや内服治療、食形態の工夫を組み合わせながら「好きなものを、安全に食べる」ことを目標にサポートします。
嚥下内視鏡検査(VE)

細いカメラを鼻から入れて、のどの中や食べ物を飲み込むときの様子を直接見て確認する検査
嚥下造影検査(VF)

造影剤を混ぜた食べ物を食べながら、飲み込む動きをレントゲンで確認する検査
Swallowchair Ⅱ

飲み込みの評価や練習用の椅子
- リクライニングや回旋が可能
- 同じ姿位を誰もが再現できる

こちらもご覧ください
リハビリテーション栄養

リハビリの効果を高めるため、運動量に合わせたエネルギーおよびタンパク質の摂取状況を評価します。多職種が連携して栄養面をサポートし、客観的評価の結果に基づいた効率的で適切な介入を行います。
リハ栄養ミーティング/ミールラウンド

リハ医、管理栄養士、PT、STを中心に活動量に合わせた提供食事内容の見直しや、OTや調理師も加わっての摂取状況確認や食事用品の調整を行います。
InBody

筋肉量や体脂肪量などを測定できる機器
- 体の部位ごとの筋肉バランスの確認
- リハビリや運動の成果の可視化
装具療法

脳卒中や脊椎圧迫骨折などの患者さんを対象に、下肢装具やコルセットの検討・作製・適合を行います。
【装具の目的】
- 練習を効率的に支援する(治療用)
- 失われた機能を代償あるいは補助する(更生用)

短下肢装具

- 足関節を固定する
- 治療/更生用の両方で使われる
長下肢装具

- 膝と足関節を固定する
- 治療用としてよく使われる
痙縮治療

脳卒中後の「筋肉のつっぱり(痙縮)」に対して、ボツリヌス療法や内服治療などを行います。つっぱりを和らげることで、動きやすさや歩きやすさの改善が期待できます。

運転支援

脳卒中後や認知機能低下の恐れがある方に、安全に運転を続けるための支援を行います。
【評価例】
- 神経心理学的検査
- ドライブシミュレーター
- 実車運転評価
現在入院患者のみで、新規患者の外来での評価は行っていません。
