新人看護師 看護観発表会を開催しました
当院では3月5日と6日の2日間にわたり、入職から1年を迎える新人看護師たちによる看護観発表会を開催いたしました。
この1年間、一般病棟や地域包括ケア病棟、回復期リハビリテーション病棟の各現場で、先輩たちに支えられながら必死に走り抜けてきた新人たち。 日々の業務や患者様との心の通い合いを通して、自分たちが目指すべき「看護のカタチ」を言葉にしました。
今回の発表で語られた、瑞々しくも力強い「看護観」の一部をご紹介します。
現場での経験から生まれた「看護の原点」
新人看護師たちは、日々の関わりの中で大切な気づきを得ていました。
-
「心に寄り添うということ」 回復期病棟では、患者様と同じ視点に立ち、心理的側面に寄り添うことで、在宅復帰への意欲を支える大切さを学びました。
-
「小さな変化を見逃さない」 一般病棟の新人からは、多忙な業務の中でも「クーリング(冷却)が楽だ」という些細な希望に応え続けるなど、小さな気づきの積み重ねが信頼に繋がるという報告がありました。
-
「患者様の尊厳を守る」 地域包括ケア病棟では、ナースコールを押さずに動いてしまう患者様の行動の背景に「人に迷惑をかけたくない」「自尊心を守りたい」という思いがあることを理解し、安全と尊厳を両立させる看護を実践しました。
-
「自分や家族がされて嬉しい看護」 自身の家族の入院経験を糧に、専門的な処置だけでなく、患者様やご家族の不安を和らげる心身の援助こそが看護の本質であると再認識したという声もありました。
忘れられない患者様からの言葉
レポートの中には、胸を打つエピソードも綴られていました。 ある看取りの患者様からいただいた、「この仕事は大変だと思うが、人を幸せにすることを忘れるな。人を幸せにすることを忘れたら人間は終わりだ。どうか自分を大事にして、人を幸せにすることを忘れないでほしい。本当にありがとう」という言葉。
また、退院時にいただいた「あなたが担当でよかった」という温かい言葉。
これらの言葉は、彼らがこれから看護師として歩んでいく上での、大きな「宝物」であり「原点」となったようです。
2年目へのステップアップに向けて
発表の最後には、全員が2年目に向けた決意を述べました。 「知識や技術を磨くことはもちろん、チームでの連携を大切にし、どんな時も笑顔を忘れず寄り添える看護師になりたい」 ――その表情には、1年前の緊張感とは違う、頼もしさが溢れていました。
当院の看護理念である「すべての人にやさしさと思いやりを」。
この原点を胸に、彼らは4月から先輩として、さらなる成長を続けてまいります。
これからも、武蔵ヶ丘病院の看護部をどうぞ温かく見守ってください。
