第9回救急症例検討会を開催しました
当院は、地域の皆さんのために、救急医療の質を高める取り組みを続けています。 この度、熊本北消防署楠救急小隊の皆様をお迎えし、9月11日(木)に「第9回救急症例検討会」を開催いたしました。
今回のテーマは、救急現場でよく遭遇する「低血糖」についてです。
1. 低血糖への対応について
低血糖は、一見すると分かりにくい症状のことがあります。特に、血圧を下げるお薬を飲んでいる方は、震えなどの典型的な症状が出にくい場合があるため注意が必要です。 検討会では、救急隊による血糖値測定の重要性や、応急処置の後も必ず病院へ搬送することを確認しました。
2. 最新の機器を活用した対応
最近普及している「FreeStyleリブレ2」のような、体に装着して血糖値を継続的に測れる機器についても学びました。これらの機器は重い低血糖を防ぐのに役立ちますが、緊急時にはやはり正確な血液検査や医師の判断が重要であると再確認いたしました。
当院と熊本北消防署の皆様は、これからも顔を合わせて協力し、地域の皆さんが安心して暮らせるよう、医療体制を強化していきます。