2年以上継続するコロナ禍での運動不足、生活リズムの乱れやストレスが心身へ影響を及ぼしています。長期間の感染対策として3密の禁止、社会交流の厳しい抑制等が実施され、その結果として社会活動の減少、生活習慣の大きな変化等が影響している可能性があります。一方治る認知症としては軽度認知障害(MCI)をはじめ甲状腺機能低下症、ビタミン欠乏症などの代謝異常や正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫などがあります。最近はビタミン欠乏症や亜鉛欠乏症などが増えていますので、出来るだけ早期の発見と治療が必要です。
当科では(株)MCBI社、熊本大学との共同研究を行っています。脳内の異常蛋白質アミロイドβ(ベータ)蓄積の可能性を調べるMCIスクリーニング血液検査やアルツハイマー型認知症との関連性があるAPOE遺伝子検査なども活用して、MCIや認知症の予防に努めています。
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