武蔵ニュース

コロナ禍に於けるビタミンB12欠乏について学会発表を行いました。

2022/11/25 第41回日本認知症学会及び第37回老年精神医学会 合同学術集会

(東京国際フォーラム)にてポスター発表を行いました

タイトル:COVID‑19 pandemicに於けるビタミンB12欠乏と白質体積減少について

 

コロナ禍前2年間とコロナ禍2年間に物忘れ外来を初めて受診された患者さん890名余りの

血液検査データおよび頭部MRI検査VSRAD分析結果について解析を行ったところ

コロナ禍でビタミンB12値が有意に低下していたことがわかりました。また大脳白質

体積減少傾向がコロナ禍2年目でみられました。

 

ビタミンB12欠乏症では倦怠感、筋力低下、貧血等だけでなく、うつ病、精神錯乱

認知機能低下なども出現し、アルツハイマー型認知症発症にも関係していますので

早急な補正が必要です。治る認知症の一つでもあります。

2年以上継続するコロナ禍での運動不足、生活リズムの乱れやストレスなどが影響している

可能性があります。

 

当科では(株)MCBI社、熊本大学との共同研究を行っています。脳内の異常蛋白質アミロイド

β(ベータ)蓄積の可能性を調べるMCIスクリーニング血液検査やアルツハイマー型認知症との

関連性があるAPOE遺伝子検査なども活用して、MCIや認知症の予防に努めています。

{→物忘れ外来のページへ

 

もの忘れがご心配な方は、先ずはお電話でご相談ください。

 

物忘れ外来担当 佐藤 正

 

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